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児童虐待について

児童虐待とは…

親または親に代わる養育者が、その監護する児童に対して行なう、殴る、蹴るなどの身体的暴行や、性的暴行によるものだけでなく、心理的虐待やネグレクト(養育の拒否や放置)を含みます。

児童虐待は、子どもの心身を傷つけ、健やかな成長・発達をそこなう行為です!

虐待のタイプ

身体的虐待 打撲傷、骨折、内臓損傷、刺傷、やけどなどの外傷を与えたり、首を絞める、殴る、蹴る、投げ落とす、溺れさせる、異物を飲ませる、食事を与えない、冬外にしめだすなど生命に危険を及ぼす行為。
性的虐待 子どもへの性交、性的行為の強要・教唆、性器を触るまたは触らせる、性器や性交を見せるなどの行為。※虐待者や子ども自身もその虐待のことを秘密にしておこうとする傾向があり、発見が難しいタイプ。
ネグレクト 家に閉じこめる(子どもの意志に反して学校等に登校させない)、重大な病気にかかっても病院に連れて行かない、乳幼児を家に残したままたびたび外出する、子どもへの愛情の遮断、適切な食事を与えない、下着など長期間ひどく不潔なままにしておく・極端に不潔な環境の中で生活させるなど無関心、子どもを遺棄するなどの行為。祖父母、きょうだいなどが身体的虐待・性的虐待・ネグレクトにあたる行為と同様の行為を行なっているにもかかわらず、それを放置することも虐待にあたります。
心理的虐待 ことばによる脅かし・脅迫、子どもを無視したり拒否的な態度を示す、子どもの心を傷つけることを繰り返し言う、子どもの自尊心を傷つけるような言動、他のきょうだいとは著しく差別的な扱いをする、子どもの面前で配偶者に対し暴力をふるうなど。

児童虐待に気づいたら

児童虐待や虐待を疑わせるような状況などにお気づきの方は、町子育て支援課、県中央児童相談所、鰍沢警察署までご連絡をお願いします。

子育て支援課 ☎0556-32-2114
中央児童相談所 ☎055-288-1561
鰍沢警察署 ☎0556-22-0110
児童相談所全国共通ダイヤル ☎189


連絡をいただいた方等の秘密は堅く守られます。

家庭や地域での早期発見のチェックリスト

〔子どもの行動や状況

1 子どもの身なりや身体の様子をみて、こんなことがありませんか?

□ 身体に不自然な外傷、アザ、打撲、火傷などがみられる。
□ 発育や発達が遅れていたり、病弱であったり、障害がある。
□ 髪の毛、顔、手足などが極端に不潔であったり、臭ったりする。
□ 季節に合わない衣服や不潔な衣服を身に付けているか、兄弟姉妹との衣服の差が激しい。

2 子どもの表情や態度をみて、こんなことがありませんか?
□ 表情が乏しい。無表情である。笑わない。凍りついた凝視をしている。しかめ面をしている。 
□ 態度がおどおどしている(過度な緊張)。
□ おびえた泣き方をする。
□ 反抗的、攻撃的、乱暴な行動や態度が目立つ。
□ 親の顔色をうかがったり、親と顔を合わせなかったり、うつむいたりする(幼児の場合、親と手をつなごうとしない)。
□ 親がいなくなると、表情が晴れやかになる。

3 子どもの言動を見て、こんなことはありませんか?
□ 子どもだけで食事をしているか、食事をきちんと取っていない。
□ 理由もなく、連絡もなく、学校を休んでいる。
□ 子どもたちだけで夜遅くまで外で遊んだり、徘徊したりしている。
□ 真冬、真夏あるいは夜間に何時間も外に出され、家に入れてもらえない。
□ 年齢不相応の性的な言葉や性的な行為が見られる。
□ 変なことをされたと言ったり、他者との身体的接触を異常に怖がったりする。
□ 協調行動がとれず、自分本位であったり、逸脱行為をとったりする。
□ 全く自己主張しない。孤立している。又は、友達に無関心である。
□ 「死にたい」と何気なく口にしたり、自傷行為をしたりする。
□ 食事を作ってもらえないなど、親に養育を放棄されているような状況を口にする。
□ 何かと理由をつけて家に帰りたがらない。




〔親・養育者の行動や状況〕

1 親や養育者の養育姿勢を見て、こんなことはありませんか?
□ 子どもの健康や安全に対する配慮がなされていない。
□ 訪問すると、親が不在だったり、まだ寝ていたり、子どもに食事を与えていなかったりする。
□ 極端に偏った養育観や教育観を押しつけたり、体罰を肯定している。
□ 殴る、蹴るなど虐待行為を目撃しているか、その疑いを抱かせる状況がある(親は、しつけのためと説明する)。
□ 子どもが怪我をしたり、病気になったりしても医者に診せようとしない。
□ 子どもへの接し方が不自然である
  (抱こうとしない。荷物のように扱う。泣いてもあやさない。乱暴で、冷たく接している)。
□   子どもに対して拒否的な発言をする
  (面倒を見たくない。触りたくない。イライラする。誰か預かってほしい。期待はずれの子である。なつかない。)。
□ 身体、寝具、衣服などに清潔への配慮が見られない。
□ 小さな子どもを家に置いたまま外出したり、夜遅くまで子どもたちだけで過ごさせたりしている。
□ いつも大声で怒鳴ったり、叩く音や叫び声が聞こえたりする。

2 親や養育者を見て、こんなことはありませんか?
□ アルコール依存、覚醒剤中毒、精神疾患などの問題がある。
□ サラ金などの問題を抱えている。
□ 経済的な理由から夜間労働しているため、子どもの養育に困難が生じている。
□ 住居環境が悪い。

3 親や養育者と地域や親族との関係を見て、こんなことはありませんか?
□ 地域(近隣)との交流がなく、孤立状態にある。
□ 子どもに関する他者の意見に被害的、攻撃的になりやすい。
□ 夫婦仲や家族仲が悪い。
□ 町内活動やPTA活動に参加しようとせず、会費も払わず、子どもも地域の中で孤立している。
□   親族との交流がなく、援助も期待できない。


こんなときにはすぐお電話ください
□ あの子、もしかしたら虐待を受けているのかな・・・
□ 子育てが辛くてつい子どもにあたってしまう・・・
□ 近くに子育てに悩んでいる人がいる

                        
児童相談所全国共通ダイヤル ☎189(いちはやく)

お問い合わせ先 子育て支援課 母子保健係  TEL 0556-42-8218

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