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大乗寺五輪塔

大乗寺五輪塔について

大乗寺五輪塔 五輪塔は密教の塔婆の一形式で、下から方形・球形・三角形・半球形・団形の五部を積み上げて、地輪・水輪・火輪・風輪・空輪の五大をあらわし、平安時代中期から作られるようになりました。

この五輪塔は現在空輪・風輪の部分を亡失して別物を重ねていますので異様な感じがしますが、火輪以下の高さが1mあり、造建当初の巨大な塔形に、由緒の深さを秘めています。

材質は、古遺品によくみる角礫凝灰岩であり、総じて鎌倉末期の様風を示し、下っても南北朝期を出ないころの遺構です。

また、水輪の四方に梵字で四転のバ字を刻出していますが、書体の雄健さや力強い薬研彫の刀法など、かすかながらも風化されたなかにうかがえます。
「甲斐国志」には、「大乗寺ノ境内二荒墳一基ヲ存セリ里人厳間殿ノ墓ト称シテ香火ヲ供ス其古事ハ伝ハラス」と記されています。
【種類】
町指定建造物
【所在地】
市川三郷町岩間822-1番地 大乗寺墓地
【管理者】
大乗寺
【指定年月日】
昭和58年3月10日

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