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旧伊勢神明宮本殿

旧伊勢神明宮本殿について

旧伊勢神明宮本殿1 この建物は棟札によれば、寛政5年(1793)9月依田右衛門ら10人の世話人を中心に氏子が一体となって、時の名工西河内領下山村の大工竹下源蔵を棟梁に竣工しました。
当社殿は一間社流造で桁行1.08m・梁間0.9mの規模の小建築ですが入念な施工がみられます。
石造の基壇上、井桁に組まれた土台の上に建つ身舎は円柱、頭貫の木鼻は絵様入り、斗きょうは挙鼻付き出組で、軒支輪は波に貝を配刻してあります。
旧伊勢神明宮本殿2 虹梁の彫出や二軒繁たるき、また破風板には六葉、樽の口付のかぶら懸魚をさげて桁を隠して、いずれも美しい形態をみせ、屋上には箱棟を置き菊と桐の紋章を着けています。正面の出入りは板扉の両開きで左右の小脇ばめには上り竜、下り竜の彫刻を嵌めてあります。
向拝の柱は几帳面取の角柱、虹梁状の頭貫の両端は阿吽形の獅子彫の木鼻や、斗組の間のかえる股など江戸中期の特色が端的に表現された建築であり、創建当初の姿をいまに伝えており、建築上の基本資料を完存しております。
【種類】
町指定建造物
【所在地】
市川三郷町楠甫495番地の1・2
【管理者】
伊勢神明宮氏子総代
【指定年月日】
昭和58年3月10日

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