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藤尾寺木造千手観音座像

藤尾寺木造千手観音座像について

藤尾寺木造千手観音座像 この像は、曹洞宗光岳寺法堂に接した一隅に祀られています。
「往古真言宗であった浄善寺末の藤尾寺の木尊であったが、天文24年、(1555)7月浄善寺が日蓮宗に転じたため不都合となり、他宗の寺院に譲渡動坐したものである」と浄善寺由緒書にあります。

像は、寄木造りで玉眼が嵌入された彩色像で、両手のほか左右20本の側手を持ち、大仏座の上に右足を前にして結跏趺坐する110cmの座像です。現在は、左右とも側手の一部を失っていますが、胸前、膝上には合掌手、持鉢手がそのまま残されています。
この千手観音像は木寄せの法や細部の技法からみても室町期を降らないと思われますが、明治35年(1902)に加修されたとき尊容を損ねたこと惜しまれます。
奉祀されたこの像の巨大さからみても深く信仰する願主の真情がうかがわれます。

藤尾寺木造千手観音座像 藤尾寺木造千手観音座像

【種類】
町指定彫刻
【所在地】
市川三郷町落居
【管理者】
【指定年月日】
昭和58年3月10日

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