ホーム > 防災情報 > 防災・災害対策ガイド、防災・災害が発生したら > 災害時要援護者の安全のために

災害時要援護者の安全のために

地域ぐるみで要援護者の支援を

近年は、相次ぐ台風の襲来により新潟・福井に豪雨をもたらしたうえ、平成7年の阪神淡路大震災以来、国内で最大の地震災害となった“新潟県中越地震”が起こりました。これらの災害を通じて、特に課題として浮き彫りになったのは、災害時に弱い立場に置かれる障害者・高齢者や乳幼児など要援護者の方々への防災対策です。

さて、私たちの住む市川三郷町において、近い将来最も懸念される大災害は“東海地震”です。東海地震は、およそ100年から150年の周期で定期的に繰り返して起きる大地震です。前回の安政東海地震から既に150年が経過しており、「大地震がたった今起きてもおかしくない」ともいわれています。

また、風水害では、戦後、昭和34年と昭和41年に大型台風が山梨県を直撃し、多くの犠牲者が出ましたが、今後も、当時に匹敵するような集中豪雨が発生した場合、び大規模な土砂災害や洪水災害が起きる可能性は十分にあります。

こうした災害に備えるために、家庭や地域での防災の備えと合わせて、特に災害時に弱い立場に立たされる障害者・高齢者や乳幼児などの要援護者の方々を、災害が起きてからでなく、平常時から、いかに多くの人たちが関わり支え合っていくかが、今まさに問われています。

そこで、自主防災組織を中心とした自治会、福祉関係者、ボランティア団体など多くの方々に「防災」をキーワードとして、地域ぐるみで要援護者を支援する“助け合いネットワーク”を網の目のように構築することで、災害にも強く、誰もが暮らしやすい“福祉のまちづくり”を育んでいかれることを、心から期待いたします。

平成17年3月「障害者と高齢者のための災害時支援マニュアル PDFファイル (1,923KB)」より

防災情報

▲このページの先頭へ